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絶対音感について

先日、絶対音感コース開講についてお知らせしましたが、今回は絶対音感と私自身について、少し述べさせていただきますね。

 

まず、私は絶対音感を持っています。

物心ついた頃には、音が全てドレミで聴こえていました。

それがずっと当たり前だと思って過ごしていましたが、小学2年生の時、家族が誰一人、音がドレミで聴こえていないということに気付き、衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えています。

ちなみに、家族でピアノが弾けるのは私だけでした。

 

 以来、どうして私はドレミで聴こえるのだろう?

なぜ他の人は聴こえないのだろう?

と不思議に思っていました。

 

この不思議な能力について、調べていくうちに、絶対音感は音楽をしていて自然に身につく場合と、幼少期のトレーニングでも身につけることが出来るということがわかってきました。

絶対音感は生まれつきの才能と思われがちですが、トレーニング次第で身につけられるなんて素敵なことですよね。

 

ここで、絶対音感について、あくまで私の視点からのメリットをお伝えしますと・・

 

◎楽譜がなくても曲が弾ける、書ける!

聴けば、それをすぐに弾く(記譜する)ことが出来ます。音が『ドレミ』という音名で歌っているように聴こえるため、それをたどるだけです。単音に限らず、複数音(和音)でも、それぞれが音名で聴こえる為、どんな音で作られているのか瞬時に判別する事が出来ます。音を一つ一つ紐解き、コードを捉えることは、クイズの答えがわかった瞬間のように、とても楽しく、音楽の世界が広がる瞬間です。

 

◎暗譜が早い!

音が耳に残りやすく、次の音が頭の中で鳴っているため、楽譜を細かく確認しなくても、耳を頼りに覚えられます。

音楽を奏でる上で、とてもプラスとなる要素ではないでしょうか。

 

◎移調がらくらく!

頭の中で音が鳴っているので、その音を順次たどっていけば、らくに移調することができます。

調を変えて弾くと、また違った雰囲気になり、一つの曲を何倍も楽しむことが出来ます♪

 

 

それではデメリットは・・

これと言って思い当たることがないのですが、強いて述べるとしたら、音程に敏感ということでしょうか。

楽器の音が狂っているとすぐにわかります。

音が全てドレミに聴こえ、煩わしくないかと聞かれることもありますが、生活音は生活音として認識しており、絶対音感で聴こうとすれば音名で聴こえますが、そうでない時はシャットアウトすれば、ただの生活音として聞き流せますので、煩わしくないです。

 

というわけで、絶対音感があると、音楽はもっともっと楽しいものになると確信しております。


当教室の絶対音感コースは親子の絆を深めながら、楽しい雰囲気の中で行いますので、

ご興味のある方は、是非ご連絡くださいね☆